元○○

日曜深夜のTBSでBODYとかいう今は亡き筋肉番付から派生したような番組をやってるんだけど、リポーターに広澤草が出てて少し驚いた。彼女が何物かは各自で調べてください。
人間が過去にしてきたことは絶対に消えない。それなのに過去を作為的に隠そうとすれば、知れたときの驚きの度合いは大きくなり、時にはそれまで行ってきたことが水の泡になることもあるだろう。
飯島愛は、初めはその延長のような感じでTVでTバックを履いて見せていたけど、いつの間にかコメンテーターの位置で活動するようになり、自伝の出版によってタレントとしてのある種の地位を確立した。とりあえず結果だけ見れば、自分の過去に関する扱い方がうまかったということだ。自分から昔のことを言ってるのをテレビで見たことはないけど、芸名を変えずに活動してきたことはそのひとつであるし、ベストセラーとなった本は過去そのものをさらけ出したものだ。うまく自分を切り売りできた良い例であろう。
及川奈央も最近テレビに出ているけど、彼女の場合はきっぱりと「あれは仕事ですから」と言っていた。成人男子ならビデオの世話になったことのない奴はいないだろうし、各作品が性欲の需要と供給の供給側の一端を担っていただけということを理解できない奴もいないだろう。変に隠されるより仕事なんだと言われてしまう方が受け入れやすい。
さて、秋菜里子はどれほど有名だったか分からないけど、前出の2人とは異なり以前とは全く無関係なことをやってるのを見ると、芸名を変えたのはそれを払拭し心機一転で頑張っていこうということなんだろう。しかし、過去が強烈であればあるほど過去のイメージは消えにくくなるし、そのまま置き去りにしてきたものはずっとそのままだ。今はインターネットがあるからちょっとした手がかりで誰もが情報を得る事が出来て、ますます場都は悪くなる。人前に出る人気稼業だからこそ、包み隠さずすべてを受け入れてもらうように立ち回るのが賢いのだ。