マーガリンは悪だ

今日から新設。ラーメン以外でおすすめの食い物とか、食い物関連の記事を挙げていきたいなと。
あるパンのCMを見てマーガリンのことを書こうと思いました。有名ブランドのマーガリンを練りこんだバターロールのCMだったんですけど、こういうものをテレビに流せるということが、いかに日本の消費者がだまされているかということを如実に現しています。マーガリン、同じようなもので加工植物油脂やショートニングも含まれますが、小さいころから馴染みのあるこれは実は体に悪いものなのです。
そもそもマーガリンというのは不飽和脂肪酸に水素を付加させて作られるもので、簡単に言うと液体の油を固体の油に変化させたものくらいのイメージでいいのですが、大事なのはこうして作られた油はもともと自然界に存在しない油であるということです。極端に言うと遺伝子組み換え食品と同類なわけで、そういうものを人体に取り込んだときの健康への影響は予想がつかないところであります。
欧米では具体的にそれは言及されていて、マーガリンを使用した際にはそれを明記する事が義務付けられているようですし、さらにドイツではクローン病の原因となるということで使用禁止にまでなっています。クローン病というのは、簡単に症状を述べると小腸が栄養を吸収できなくなってしまうという難病です。食生活を大きく変えざるをえなくなりそのストレスたるや相当なものでしょう。
では日本ではなぜこのような話題が出てこないのか。簡単に考えれば、大事なスポンサー様の機嫌を損ねたくないマスコミが取り上げたくないだけということになりましょうか。マスコミがマスゴミたる所以のひとつです。生産コストの点でも何か挙がるとは思いますが、とりあえず表に出ると都合が悪いことには違いありません。健康志向が高まる昨今において、油のコレステロールや酸化についてはよく取り上げられるのに、マーガリンにはノータッチなのはおかしいと思いませんか?
食べ物の体に対する影響は、若いときは感じなくとも歳を取ると徐々に現れてくると言われています。健康に対する価値観は全く個人の自由でありますが、体の負担になり得るリスクは避けたほうがいいに決まってます。今日からでも極力避けていきましょう。