どこでお金を落とすか?

あなたはなぜそこでお金を使ったのですかってお話なんですけどね。例えば、馴染みのスーパーとか、居酒屋とか、美容室とか、いろいろあると思うんですけど、同業の店がたくさんある中でそこを選んだ理由って言うのが必ずあるはずです。その場所にしかないものを求めていくというのもあるでしょうし、消去法的にそこに落ち着いたというのでもよいでしょう。
逆に言えば、嫌な所が見えてしまうような店は避けているはずです。私の場合はというと、例えば店員が客を舐めていると感じた店には2度と行きませんし、居酒屋とかで出されたコップが生乾きのくさい臭いを発していたら基本的に2度目はないです。結局は店構え、商品、店員などトータルで判断されることですが、客商売は難しいですね。
ところで、これはゲーセンにも言えることです。少なくとも私の場合にはあてはまる。つまり、どこのゲーセンで遊ぶかということなんですが、ゲーセンの現状を知ると意外と重要なことになるんです。
ゲーセンにはいろいろなゲームが置いてあるわけですが、UFOキャッチャーのような景品が出てくるものや、メダルで遊ぶゲーム、ネット対戦型のマージャンの売り上げは好調なようです。しかし、私がここで書いてるような、いわゆるビデオゲームは基本的には赤字であり、また現状ではプレイヤー数もそんなに多くないのです。プレイヤーが少なくなってる理由というのは別にあるわけですが、それはまたどこかで書きましょう。とりあえず悲しいことですが、売り上げではお荷物ということです。ゲーセンにも依りますが、今ではビデオゲームは隅っこに追いやられてる事が多いのです。
また、ここ数年でゲーセンはどんどんつぶれていっています。ビデオゲームがメインだったお店は言うまでもなく、仮に売れ筋のゲームを置いていたとしても、よく言われるように他のコンテンツ事業の台頭によりなかなか遊んでもらえないというのもあるんでしょう。この業界においても少ないパイの奪い合いというわけです。
この先もおそらく苦戦が続くでしょう。つまり、ただでさえゲーセンが少なくなっているのにさらに潰れてしまうという可能性は大いに残っていて、そうなると困るのは私を始めとしたゲーセンで遊ぶプレイヤー達なのです。そうなって欲しくないから、この先も続いて欲しいと思うお店でプレイする=お金を落とすということが大事になってくるはずです。
食べ物や雑貨などは名前が同じでも店々で出されるものは違うものですが、ゲームの場合は名前が同じならどの店でも全く同じゲームが置いてあります。どの店でプレイしようがそのゲームに対する満足感は基本的には一緒なのです。それでも差が出てくるのは、お店が客の要望にちゃんと応えてくれたり、よいプレイ環境を整えてくれていたりだとかの、お互いの心でのコミュニケーションに依るところが大きいと思われます。私は少なからず現状を知るものとして、お店が一生懸命運営しているならば、なるだけそこで遊びたいと考えています。
まあ、結局ゲームの話に結び付けてしまいましたが、ひいきのお店は大事にしていきたいものですね。あなたが納得して落としたお金は、そのお店へのエールであり感謝の証にもなるのですから。