blogは力なのか

耐震強度偽装問題について。
さらに思ったことは、マスコミが知りつつも取り上げられなかったことを、ネットで騒がれたからといって再び取り上げるのは無いだろうということです。ネットの世論への影響力というのは、切込隊長のブログによれば前回の衆院選にてそこまで無いことが見て取れるらしく、それは、自ら興味を持たない限り情報に触れることはないというネットの特性を考えれば分かりやすいのではないかと思います。従って、いくらかの人間に知れ渡ろうともそのまま押し通せるだろうという判断が一番妥当なんじゃないかと思いました。


と、初めは考えていたのですが・・・
あの立花隆氏が自身のスペースでも「きっこのブログ」を取り上げているようで、それによれば、各マスコミはきっこのブログからネタのきっかけを掴んでいるとか。


なんだかもうよく分かりません。こうなると、確かにR30氏が指摘するようにブログが議題設定の場として力を持ってきているというのは理解できるし、川の水が堤防に開いた小さな穴を押し広げて決壊させてしまうがごとく、マスコミが「きっこのブログ」の勢いに乗っかって上からの圧力なんておかまいなしにゴリ押しで記事にしているのかなと。


マスコミがその気なら、ネットからの発議という目的を達成するのかもしれない。その機運を「きっこのブログ」の管理人が感じ取っているからこそ次々と裏のネタを挙げ続けているのかもしれない。しかしそれ以前に、世論として原因究明の声は高いのだから、この流れが止まることはもう無いのかもしれない。


こういうのもある種の力学といえるんだろうけど、運動方程式を解けば挙動が分かるってもんじゃないから憶測でしか言えないし、俺にはそれを解くスキルも経験も無いです。まあ、こうして妄想することが一番楽で楽しいんだけどね。


とりあえずこれまで通り展開を見守るしかないですな。