ランキングはくだらない

結局、TBSの麺王を見てしまったわけだが、ランキングの類なんてどうでもいいと前々から考えているところがある。多分前にも同じようなことを書いたと思うけど。

例えばCDの売り上げランキングは、CDがそれだけの売り上げ数を挙げたという事実以外に本来は何の意味も持たない。ラーメンの場合は人気投票だが、売り上げ数が支持数に置き換わっただけでCDの場合と全く同じである。そもそも感性や感覚で味わうものなんて自分が良いと思えばそれで完結するのだ。そこに他者が介在する余地はない。

だた、ランキングに表した結果として、それにくっついてくるうまみというか、引き寄せられてしまう人間の意識をうまく利用出来て、これこそがランキングをすることの実質的な意義となっている。だからこそ、どうせ組織票が暗躍してるんだろうとかどうせ知ってる店ばっかりなんだろうとか想像がつきつつも、「みんながうまいと思ってる店はこういうのなんだ〜今度行ってみよ」と釣られ気味に見てしまっているのだと、おそらく思う。頭では分かっていても、これは悲しい習性なわけだ。収穫があったといえば動画にて商品が確認できたことくらいだが、これはランキングとは全く関係はない。

創作ラーメン対決もどうでもよかった。それは、博多一風堂店主の河原氏が「こんな勝負で負けてもちっとも悔しくない」という発言からも、結局は茶番に等しいものであったことが見て取れる。
しかし、審査員に「うまい」と言われて涙を流した姿は本物だと思った。ラーメン屋は客にうまいものを食わせたくて心を込めてラーメンを作り、客はラーメンを堪能し満ち満ちた喜びを作り手に表したとき、それはそれは幸せな空間となるだろう。純粋にお互いがお互いを求め合い、結果、その思いが成就するというのは実に素晴らしいことだと思う。おそらく、人間が存在する意味を求めるとすれば、こういうことはひとつの答えといえるのだろうな。

それはさておき、そろそろ今年の食い収めをどこにしようかと考えているわけですが。今年は実家に帰るので正確に言えば都内での食い収めですね。実家のほうで何杯か食べる予定です。それが本当の食い収めになります。

第一候補は多分29日にべんてん@高田馬場。出来るだけファーストロット食いたいけど、くそ寒い中10時半前から並ぶのは自殺行為とも・・・しかも全国的に実質的に休日みたいなもんだし、ラヲタのみんなが並びたがると思うとかなり大変。だめなら斑鳩@九段下か、もしくは適当に。遠すぎだけど雫@福生というのもいいな。

ちなみに今年食ったのは今まで190杯くらい。これでラヲタを名乗るのも恐縮であるんですが、でも数じゃない、いかに自分が納得してラーメンを食えたかということに重点を置いていきましょう。

ああ、べんてんの元旦ラーメンを去年食っておくんだったorz