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われわれは常に、いらない物は捨て、もしくは必要なものは残すように動いている。それなのにそれが意味の無いことだと分かったときの落胆は大きい。
ところがそれは無駄だったのかといえば、違う。無駄であったということは生かせなかったから無駄であったということだ。全く自分の無力さを恨むべきであろう。しかしさらに言えば、その無駄こそは自分の糧となっている。無駄であったと分かるから次第に判断に無駄が無くなってくるのである。この点で無駄はたくさん経験しておくものであるといえる。
しかし、無駄なものはやはり無駄である。無駄という結果に終わらせた自分が嫌になる。なるのだが、一方でそれを憎めない自分も存在する。それはその、無駄だった、という発見が面白いからかもしれない。
もうすべてが自己満足な気がしてきたけど、これでいいのだよ多分。