1日で4杯

1日で4杯食ったのは初めてだったけど、いっぺんに多くの店を回ることでそれなりに発見もあった。

まずべんてん@高田馬場のつけ麺。

開店前に並んで見事ファーストロットをゲット!10時45分開店なのに10時前から並んでいる人がいたのには驚いたがw あっさりとした中にコクがあるというネットでの評価は的を射ていたと思った。べんてんでつけ麺を食べるのは2回目で前回は夜入店だったのだが、とても出汁が重厚なつけ汁、とりわけ動物系が表に出ているスープだなという印象であった。今回も重厚さは感じつつさらに絶妙なバランスの魚と動物の出汁を味わうことが出来た。べんてんの常連が開店直後に集まる理由がわかった気がする。


次、俺の空高田馬場の豚そば。

べんてんから3時間置いてから並ぶことなくすんなりと入店。ラーメンが昼の営業しかないので半ば無理やりに入った。なので麺を食いきれる自信がなく、店員に麺少なめにと頼んだところ、「残してもかまいませんから」と言われた。ここで俺は軽く憤慨、当然表に出すことはなかったけどね。食い物屋が食い物を粗末に扱うなんて論外だよ。こっちは責任もって食えるようにお願いしてるのに。こんな店員だから全体的に態度はよくないわけで、観察してるとやる気がなさそう。とてもじゃないが人気店であったとは思えない。豚そばは魚の節の香りがする、白濁とんこつ出汁のラーメンで脂のうまみに頼ってるところがある。麺は細く触感はまあまあ、心配していた量はそれほどなかった。チャーシューというか豚はシーチキンフレークのようにパサパサで味もそんなに付いてない。まずくはないが、同じ系統の出汁のべんてんを先に食べている分、不出来さが目立つ。ちなみにこれで800円。店員、商品の質を考えるとぼったくりに近い。もちろん次はないです。


3杯目、平凡@中野の柚子入りラーメン。

閉店間際の夜8時入店。柚子の皮が一切れ入った塩ラーメン。やや化調味がするがすっきり、あっさりとしたおいしい一杯。味わいがRYOMA@新井薬師前に少し似ているなと思った。550円というのもうれしい。


4杯目、やすべえ@新宿の味噌つけ麺。野菜も付けてみたがもやしばっかりって・・・

深夜入店。やっぱりここは甘い。味噌のつけ汁なので当然味噌は濃いのだが、そこに甘さが加わる分、麺をさっとくぐらせて食うようでないとかなりのくどさを感じると思う。多量に味噌を使うというのは難しいというのを改めて感じた。


さて、総括。同じ高田馬場という立地で人気店とされる、べんてんと俺の空。しかしその中身は対極にあった。接客、商品の扱い、味とこの差はどこから生まれてくるのだろう。店にとってはたくさんの客のひとりであっても、客にしたら一度きりしかないと思えば、ぞんざいな扱いなんて出来ないはずだ。
一方、平凡のラーメンはあっさりとしたものだったが、近年いろいろとスープにこだわった結果、濃く重いラーメンが多く出てきたため、こうした店は貴重だなと感じた。バラエティに富んでいるという解釈でもよいが、濃いばかりだと疲れてくる。とくに我々のようなたくさんの店を回るラヲタであればその傾向は顕著かと思われる。そこまでしてラーメンを食うのかと思われる方もいるだろうけれど、それがラヲタのラヲタたる所以w


さて、今日は大久保の末廣ラーメン本舗行くかな。